トイプードルは陽気だけどシャイな面も! 飼い方のコツは性格把握にあり
人気犬種トップの座を長くキープし続けているトイプードル。陽気で利口、初めての人でも飼いやすいと言われ、他の犬とも仲よくできて多頭飼いにも向いていて、トリミング次第でさまざまなおしゃれも楽しめるという、魅力満載の犬です。そんなトイプードルを飼う時のコツ、性格に合わせた飼い方を紹介します。
トイプードルの性格
一般的に知られているトイプードルの性格と言えば「陽気」「社交的」「遊び好き」ではないでしょうか。これはトイプードルの代表的な性格として知られていて、ペットショップでも「飼いやすい犬」と、宣伝するときの決まり文句のように言われます。しかし実際には多種多様な性格のトイプードルがいます。
・陽気で社交的、遊び好き
・興奮しやすい
・気が強い
・シャイな面があって、ナイーブ
こういういろいろな個性があるので、子犬を選ぶときに犬の反応を観察してみたり、愛犬の性格を把握してくださいね。
毛の色が性格の目安になることも
科学的根拠はありませんがトイプードルは毛色によって性格が違うといわれています。・運動好きで陽気なレッド
・マイペースで自立心が強いブラウン
・快活で従順な飼いやすいブラック
・甘えん坊でシャイなホワイト、
・ナイーブになり易いデリケートなアプリコット
・明るいけれどシャイなシルバー
古くから見られるホワイト・ブラック・レッドといったカラーは、いわゆるトイプードルらしいといわれる性格が強い傾向にあります。
一方、アプリコットやシルバーなど淡い色合いの場合はデリケートな面が多くみられるといわれています。
毎日の散歩と遊びでしつけよう
トイプードルは室内犬ですが積極的に外へ連れ出してあげたい犬です。とにかく社交的でエネルギッシュなので、外へ出してあげないとストレスが溜まります。毎日の散歩、外遊びのときに次のようなトレーニングをしてみてください。
・飼い主の横について歩く(好き勝手走り回らない)
・人や犬に飛び付かない(相手を驚かせたり、ケガをさせる危険がある)
・飼い主の指示で止まることができる(自転車や車との接触、突発的な事故を防ぐ)
・ヤメの指示で遊びを止める(興奮し過ぎを防ぐ)
・トッテコイの指示でボールなどを飼い主の元へ持ってくる
(遊びながら命令に従い、動く・止まるの切り替えができる犬になる)
こうした遊びを通し、ストレスを発散しつつ、飼い主の指示に従えるようにしたいですね。遊びながら、自然にしつけられるのが理想的です。
しつけないと暴君に!
トイプードルはとても利口で、数回指示を聞けば覚えます。ただ、頭がよすぎて「怒られなかったことは大丈夫」と理解し、自分の都合のいいように解釈して独断で行動する犬もいます。「これくらいは大丈夫かな」とイタズラなどを許しておくと、どんどん頻度や内容がエスカレートしていき、目に余るからと叱ったときにはトイプードルは「今まで怒られなかったのにどうして?」と反抗するようになります。
許されていたことが突然禁止されると、トイプードルは混乱すると同時に強いストレスを感じてしまいます。できればイタズラなどが大きなことに発展する前に、きちんと「ダメ」と教えましょう。イタズラなどは、その場で短くキッパリ叱ることが大切です。
母犬は子犬を仰向けに押し倒したり、首元に噛みついて「ダメ」と教えます。ダメ、と教える時は、まず、体でダメと解らせながら同時に「ダメ」と短い言葉を添えましょう。こうすることで「ダメ」と体で覚えながら「ダメ」という言葉の意味も覚えてくれます。