トイプードルは毎日のケアで見違える! 自宅ケアの方法を紹介
トイプードルといえば、多種多様なデザインのトリミングが魅力ですよね。服やリボンなどの装飾品も数多く販売されています。そんなかわいらしいトイプードルの魅力を最大限に引き出すには、日々のケアが重要。飼い主の手で続けたい自宅ケアを紹介します。
毎日続けたいトイプードルの自宅ケア
トイプードルの被毛ケアと聞くと「プロの仕事」と思うかも知れません。ですが、次のようなケアは自宅で毎日行ってください。ブラッシング
トイプードルの毛は柔らかくて細く、絡まりやすいという特徴があります。小さなホコリやゴミは毛玉の原因になり、毛玉はできてしまうとなかなかほぐすのが難しいもの。毛玉をカットすると、せっかくかわいらしくトリミングしたトイプードルのスタイルが崩れてしまうかもしれません。毎日こまめにブラッシングしてゴミを取り除き、絡まった毛は毛玉になる前に優しくほぐしてあげましょう。
耳掃除
トイプードルの特徴でもあるかわいい垂れ耳は、内側に湿気がこもりやすく耳垢が溜まって寄生虫の巣になってしまうことがあります。週一回くらいは耳をめくって汚れを拭いとってください。耳の中の掃除も大切です。イヤーローションを垂らして揉み、犬に頭を振らせると汚れが出てきます。その後コットンで拭くと綺麗にとれますよ。
綿棒は耳掃除に慣れるまで使わない方が安全です。
爪切り
犬の爪を見るとピンク色の部分がありますよね。ここには血管や神経が通っているので、切ってしまうと痛み、出血してしまいます。爪を切るときはピンクの部分の手前で切りましょう。
爪が伸びるとピンクの部分も伸びてきます。定期的にチェックして爪が長くならないうちに白い部分をカットしてください。爪を放置しておくと自分の肉球を傷付けたり、フローリングなどで滑る原因になります。
爪が黒いトイプードルは血管の部分が見えないので、少しずつカットし、中心に点のようなものが見えて湿った感じがしてきたら止めます。
歯みがき
歯肉炎や歯周病になると、歯が抜ける、出血、歯肉の炎症部分から細菌感染するといったトラブルが起こります。トイプードルの健康維持のために歯みがき習慣を付けてください。食べかすが原因でできる歯垢は、放っておくと2~3日で歯石になるので、2日に1度はすべての歯をみがくようにしたいですね。
ケアに必要なグッズをそろえよう
日々のケアを紹介しましたが、そのために次のような道具をそろえましょう。スリッカー(もしくはピンブラシ)
コーム
ブラッシングスプレー
トリミング用のハサミ
イヤーローション
コットン
犬用爪切り
歯ブラシ
歯みがき用ガーゼ
どんなものなのかピンとこない場合は、ペットサロンなどに行って実物を見せてもらうといいですよ。ケアを依頼し、どんな道具でどのようにケアしているのか間近で見るとわかりやすいと思います。
動画サイトなどでプロがケアの仕方を紹介していることもあるので、参考にしながら道具に触れて少しずつケアの練習をするのがおすすめです。
慣れてきたらトリミングにチャレンジ
最初からトイプードルのカットを自分でするのはハードルが高いと思います。まずはプロに依頼し、好みのデザインにトリミングしてもらいましょう。その状態を維持するために、自宅で毛先をカットするのといいですよ。
まずはハサミに慣れてください。トイプードルも飼い主にカットされることに慣れてきて、長時間じっとしていられるようになれば、カット範囲を広げていきたいですね。
トリミングの際には予め、どんな風にカットするか考えておきます。顔の形、耳の毛の長さ、つま先を出すかどうか、しっぽの形など、パーツごとに「こうしたい」とイメージしておくといいですよ。
刃が短めのハサミだと小回りが利き、失敗も少ないでしょう。慣れてきたら刃が長いハサミやすきバサミを用意し、全体のトリミングに挑戦してみてください。
なお、バリカンは一気に多くの毛をカットできて楽ですが、その後の毛の生え方に影響があると言われることがあります。全体を短くカットしてしまう場合以外は使わない方がいいでしょう。
まとめ
トイプードルの被毛ケアと聞くと難しく感じるかも知れません。ですが、道具をそろえれば後は慣れです。すべてを一度に済ませようと思わず、少しずつ練習するつもりでケアしてください。プロのアドバイスなどを受けながらトイプードルのための自宅ケアを続けてくださいね。